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Secret Valentine 【AngelBeats!来世ひなユイバレンタイン】

昨日10話みて突然たぎって突発的にかいた来世ひなユイです。
…とりあえず以前来世は多分書かないって言ってたような気がするので
マジでスライディング土下座(苦笑)。ズザーーーーーーッ m(><)m!!

****** ▼ 追記記事 ▼ ******















去年のバレンタインのチョコは大失敗だった。

始めての両想いのバレンタインだから
絶対手作りチョコあげるんだって頑張ったのに
出来たチョコは見事な消し炭チョコだったのだ。

先輩の反応は最初は予想通り。
真っ黒なチョコをみて青くなった後に
「…お前いくらなんでも焦げすぎだろ…」って困ってた。
だけどいたたまれなくなったあたしが捨てようとしたら
「あー!何お前俺が貰ったもの捨ててるんだよ!」って、
躊躇いもせずに全部食べてくれたんだ。

消炭チョコにケホケホ咳き込んでる先輩の背中をとんとん叩きながら
悪いことしたなって思ったのと同じ位、気持ちがとても暖かかった。
…最後まで食べてくれた事が、やっぱりとっても嬉しかったから。

だから来年は絶対美味しいもの作ってみせますねって約束した。
先輩も頑張れよって応援してくれた。

12月に入ったらすぐ、製菓コーナーでチョコレートをいっぱい買った。
2カ月毎日頑張れば、
ユイにゃんだって、先輩がびっくりする位おいしいチョコが作れる。
…その時は心から、素直にそう思っていたから。






Secret Valentine






「よっ!!」

駆けよってくるあたしを見て
校門の桜の樹に寄りかかってた先輩が片手をあげる。
この時期普通の野球部は春の甲子園前で忙しい筈なんだけど、
先輩の野球部はキャプテンが彼女持ちなおかげで今日は練習はなしらしい。
これでこの地区の甲子園の名門校だっていうんだから驚きだ。
キャプテンには末永くリア充爆発しててほしいとしみじみ思う。

「わー、なんか先輩があたしの事待ってるって新鮮ですねー!!」
「だなー。いっつも部活が遅いからユイ待たせてるもんな~。
 たまにはさっさと帰っちまってもいーんだぜ。」
「うーん。でもまあ先輩待ってる間は宿題とか復習やる時間って割り切ってますから。
 今まで全然勉強してなかったからちょっと成績あがっちゃいましたしね~。
 ユイにゃんはやれば出来る子なのです。」

なんとなく条件反射で胸を張って、自分の台詞にちょっと傷付いた。
あ、いけないいけない。
慌ててにこにこ笑ってみせたら、先輩はすごく嬉しそうで
気付かれてないみたいでちょっとほっとした。

「そっか。ま、俺も部活終わった後ユイが待ってくれてるの楽しみだしな。」
「………え…そ、そうですか。」

珍しく両思いっぽい雰囲気の先輩に、真っ赤になって俯く。
普段は茶化しあってることが多い分今のは結構不意打ちだった。
なんとなく気付いてたけど、やっぱり先輩今日は機嫌良さそう。
少しは期待されてるんだろうかとかと思うと、
嬉しい反面、なんとなく心が重かった。

無意識に鞄の中のチョコレートを、鞄ごと抱きしめる。

…先輩喜んでくれるかな。
喜んでくれたら嬉しいけど、
ほんのちょっとはがっかりしてくれないかな・・・。

そんな矛盾した気持ちで並んで歩いていると、
いつの間にか去年チョコを渡した公園にたどり着いた。
先輩が当たり前のようにそこに足を向ける。

…あ、やっぱり今年もここなんだ。

なんとなく予感はしてたけど、いざそうだとわかるとちょっと緊張した。




公園のベンチに二人で座る。

お互いそっぽをむいたような格好になってしまうのは
普通にラブラブするのが照れくさいから。
気付けば喧嘩したり、殴り合ったり、駆けっこしたりしてしまうから
こういうカップル系の行事は変に意識してしまってお互い実は苦手なのだ。

「…えっと…。」
「なんかい―天気だよなーー。」
「えー、どこがですかー。寒いですよー。」
「うるせー。喫茶店とか入ったらお互い照れて先すすまねーだろ。」
「…う、そうですね。人目ある所こういう時はすごい苦手です…。」
「だろ。もうさっさとすませちまお―ぜ。
 で、気楽にカラオケとかいって騒いだ方が俺とユイらしいし…。」
「…うわ、それっていつまでたってもいい友達で終わりそうで嫌ですね。」
「あのな。いい友達じぇねーから今日待ち合わせてるんだろーが。」

憎まれ口を真面目に否定された。
それだけのことが、ものすごく嬉しい。
そーですねっていいながら、緊張した手つきで鞄をあける。
青のラッピングに包まれたそれをとりだすと
出来るだけ笑顔で先輩に差し出た。
気のせいか、チョコの箱を見た瞬間
先輩が嬉しそうに笑ってくれた気がした。

「んじゃお友達じゃないひなっち先輩にユイにゃんから本命チョコあげますね。
 今年もひなっち先輩がリア充維持出来たお祝いですよ~!」
「うーーるーーーせーーー!
 ユイこそ本命チョコあげる相手が今年もちゃんといてよかったな。」

ぽんと、あたしの手の上のチョコレートが先輩にわたる。
…ほんの一瞬だけ、時間を巻き戻してやり直したかったけど、
これでよかったんだと慌てて思い返した。

「………………。」
「………………。」

うけとったチョコを、先輩はまじまじと見つめていた。
先輩に手渡したのは某有名チョコレートメーカーのバレンタインチョコレート。

…約束を守れなかったから
その分、良いものを選んだつもりだった。

手作りチョコを大量に失敗した上に、高級チョコの購入で
ユイにゃんのお財布は正直今滅茶苦茶大ピンチだけど
先輩が喜んでくれるものだと信じてる。
だから沈黙を破りたくて、わざと明るく先輩に声をかけた。

「驚きました~?先輩も知ってるチョコ有名店だとおもうんですけど」
「…あ、ま、まあな。俺でもこの店知ってるし。
 一粒500円とかするんだろ、ここ。すっげー奮発したんだな…。」
「えへへー。ハートのケースが可愛いんですよ。
 食べた後も小物入れとかに使ってあげて下さいね。」
「ああ、サンキュー。」

先輩はそういって
あたしの期待通りの笑顔で笑ってくれた。

ラッピングのリボンがほどかれて
包装紙の中にあった銀のハートの器が開かれる。
中にあったのは色とりどりの6つのかわいいチョコレート。
その中の一つを先輩はあたしの前で口の中に放り込んだ。

「お、うま。」
「そりゃそーでしょ。専門店のチョコですから。」
「ま、そりゃそうだな。これで飯食ってるんだしな。」
「えへへー。こーんないーものもらっちゃったら
 ひなっち先輩もホワイトデー頑張らざるえないですよね~★。
 ユイにゃん今から期待しまくりですよ~。」
「そーだな。じゃあ、今年は俺もなんか作ってみるかな。」
「…………え…。」

その違和感に目をぱちくりすると
先輩は見透かすような目で、苦笑してあたしを見つめていた。
気付いたらぽんぽんと優しく頭を叩かれていて
届く声が、優しくあたしの鼓膜を擽っていく。

「料理なんてやった事なんてないし、ぜってー失敗すると思うけどな。
 思えば失敗しても次も頑張る大変さとかも全然わかんねーし。
 だから最後は、ユイと同じように買っちゃうかもしれないけれど
 でも、そん時はさ。ちゃんと俺の失敗作も食ってくれよな。」

…この2カ月のあたしをみてきたような先輩の言葉。
どこかで覚えてる事を期待していて、忘れていてほしかった約束。
それにちゃんと気付いてくれてるみたいな先輩に
あたしは思わず息をのんだ。

「…先輩、一年前の約束、覚えてるんですか?」
「あたり前だろ。楽しみにしてたし、それにユイだってちゃんと覚えてたろ。
 お前初詣で、毎日特訓してるっていってたもんな。」

…種明かしは簡単なこと。
ああ、そうか。そんな事いっちゃったっけ。
お正月の希望に満ちてたあたしを、今は思いっきりたこ殴りしたかった。

「…アホですね。あたし。」
「何で持ってこなかったんだよ?楽しみにしてたのにさ。
 そりゃー、これもうまいし嬉しいけど、折角頑張ったのに悔しいだろ?」
「そりゃ悔しいですよ。でも作っても作っても失敗しやがるんです。
 ぶっちゃけ先輩が捨ててくれる人だったら持ってきたんですけど
 持ってきたら食べちゃうんじゃないですか。
 あたしのせいで咳き込んでる先輩見る位なら、捨てた方がマシですよ。」

見栄張ってもしょうがないから素直にそう言った。
あたしがはーっと肩を落とすと、先輩も負けじとはーっと肩を落として見せる。

「なんで先輩が溜息ついてるんですか。ムカつきますね。」
「あーのーなー。俺だってユイががっかりしてるって思ったら
 お前の炭チョコ食ってる方がマシだっつーの。
 別にいーじゃねーか、失敗してもさ。
 他人じゃなくて彼氏なんだから、失敗作ぐらいドンと持って来いって。」

だからそんな寂しい事いうなよって、
いってくれた先輩がすごく優しかった。。

だから封印してた思いがぽつりと零れた。
それはあたしの閉じ込めた未練で、
ホントはすごく聞いて欲しかった言葉だった。

「……ホントはですね。」

…冷蔵庫には膨らまなかったガトーショコラとか
ネズミみたいにカリカリ齧らないとかめないチョコレートとか
そんなものがたくさんあったりするのだ…。

膨らまないガトーショコラは
ちょっと粉っぽかったけれど、
不格好なで大きめのチョコクッキーといえなくもなかったし、
カリカリ齧れば、あのチョコもホントは食べられないほどじゃなかったと思う。

…焦げくさかったりはやっぱりするけれども
2カ月頑張っただけの進歩はちゃんとあったと信じているのだ。

「…今年は触ったら砂にならない位には上達したんですよ。
 ちょっと粉っぽいけど、でも多分咳き込むほどじゃないかなーーーって。」

…だから一緒に食べてくれたら嬉しいなーなんて……。

…そんな思いをこめて上目遣いで先輩をじっと見上げた。
そしたら先輩は、ためらうことなく笑って頷いてくれた。

「じゃ、今日はユイん家遊びに行くって事でいーよな?」
「ですねっ!!あ、でも今日おかーさんいないんですけど
 変な事期待しないでくださいよ~~~!!」
「…う。お前変に意識させるような事いうなよな…。」

真っ赤になる先輩があまりにもお約束過ぎて
なんだかとっても可愛く見えた。


…ねえひなっち先輩。

先輩は無神経な事ばっかりいうし、
野球馬鹿だし、気付いたら喧嘩ばっかりしちゃうけど

それでも、いっつも大事な事はちゃんと気付いてくれる
そんな先輩がとってもとっても、大好きですよ。





(FIN)



昨日アニマックスで10話見てひなユイたぎったので
ちょっとぽつぽつ打ってみたバレンタインひなユイ話。

実はCP系はバレンタインを書くのが一番好きです。
なんていうか好きな人のために一生懸命料理するのがどうもツボらしいです(笑)。
つー訳で来世ひなユイ。
書かないっていってた気がしますが(苦笑)
なんか勢いで書いてしまいました(^^;。

なんだかんだで日向は周りの事よくみてるなーって思ってます。
入ったばかりの音無さんの事、
奏ちゃんとか直井の事、
そして勿論ゆりっぺのこと。

…だから何の心配もなくラブラブ出来る来世ひなユイでのひなたんは
すっげーいい彼氏になるんじゃないかなって思ってます。
いいなーユイにゃん(笑)。

ホントに書くつもりなかったのに
急いで書いたお話なので色々いたらなくてすみません。
でもバレンタイン間に合ってよかったです(^^)。

ひなユイかわいい★




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