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一番の気持をこめて【うみねこのなく頃に 嘉音×朱志香】

EP6仕様の嘉音君と朱志香のバレンタイン話です。
紗音と譲治兄ちゃんもちょっとだけ出てきます。

EP6以降の嘉音君は朱志香が好きすぎて
紗音を困らせちゃってるくらいがツボです(笑)


****** ▼ 追記記事 ▼ ******







「はい、郷田さん。今年の。」
「いやあ、お嬢様毎年申し訳ありません。
この年になって若い子から頂くのは気恥ずかしいですが
やっぱり一年で一度の楽しみなので若返った気がしますよ。」
「あはは、何言ってんだよ。まだまだ郷田さん若いぜ。」
「そう言ってもらえると嬉しいです。
最近諦めてましたけど、お若いお嬢様にそう言われてると
まだまだ男としても現役なのかなって自信がわいてきました。」
「うんうん、頑張ってね。郷田さん。」








・・・隣から声が聞える。
うん、それはどうって事のないいつものバレンタインの光景。
普段だったら私は特に気にせず仕事を続けるんだけど
・・・今日はそれどころじゃありませんでした。


・・・という訳でみなさんこんにちわ。紗音です。
本日は嘉音君と朱志香様がめでたく両想いになって初めてのバレンタインです。
・・・さっきまで私は厨房の隣の部屋で嘉音君と仲良く掃除していた筈なんですが

・・・なのにどうして私は今、一生懸命に

カノンクンヲ トリオサエテ イルノデショウカ…。



・・・ジャッキーン!!


・・・うああんっ。

カノンブレードでたあああああああっ!!!


もうやだああああっ。譲治さーーーんっ!!たすけてーっっ!!


「嘉音君やめてーーーっ!!姉さん嘉音君が犯罪者になったら泣いちゃうから~~~!!」
「姉さんどいてっ!!男には今戦わなきゃ二度と剣を握れなくなる時があるんだ~~!!

僕のお嬢様が、僕の朱志香がっ、
あのっ、あのロリコンに~~~!!」


「嘉音君、頼むから落ち着いてってばっ!!
お嬢様がバレンタインに皆にチョコ配るのはいつものことでしょう~~!!
こんな事でブレード抜いちゃらめえぇぇぇぇぇ~~~~!!」

うわああああんっ!!お嬢様の馬鹿馬鹿馬鹿あああ~~~っ!!
どうしてこのタイミングで嘉音君の天敵の郷田にチョコ渡すんですかあ~~っ!!
少しは譲治さんを見習って空気読んで~~っ!!

・・・お嬢様と両思いになって4カ月。
一生懸命かけ続けたストッパーを取っ払った嘉音君は
ある意味とっても迷惑な子になってました(泣)。
ああ、クールで二枚目でエセドライだった嘉音君は一体どこに…。
嘉音君、お姉ちゃん悲しいよ。しくしくしく。














・・・ちょっとショックだった…。


はじめての両想いのバレンタイン。
だからお休みで申請したのに結局僕は仕事が入ってしまって
(くそう、絶対夏妃さまか蔵臼様の陰謀だ)
その分、毎年朱志香がくれるチョコが楽しみだったのに…。

・・・お嬢様がバレンタインにチョコ配ってるのは
嘉音君にもらってほしいからなんだよ・・・

・・・一年前に聞いた紗音の言葉を真に受けてたわけじゃないけど
なんとなく、今年は僕だけにくれないかなって、期待してた。
でもやっぱり、今年のバレンタインも去年と何もかわらないみたいで…。

―――――ホントはわかってた。
お嬢様はそんな冷たい人間じゃない…。
・・・お嬢様がそんな人間だったら、僕は朱志香を好きになんてならなかった。
いつだってホントの真心で接してくれる人だから
だから朱志香はいつだって、僕の太陽だったんだんだから。

ため息をひとつ。
ああ、ダメだな。
さっきもお昼休みを朱志香と過ごしたくて部屋に行ったけど
間が悪くて朱志香の部屋は空っぽで面白くなくて
・・・どんどんどんどん嫌な気分になっていく。

ふてくされた気持で自室のドアノブを回した。
・・・どうせ扉をあければ目に入ってくるのは無機質な僕の部屋。

・・・こんなことなら年末に朱志香と模様替えでもすればよかった。
そうすれば少しは気持も明るくなったかもしれないのに・・・

そんなことを思いながら扉をあけると
突然目の前に色とりどりの紙吹雪が襲ってきてびっくりした。

「嘉音君♪ハッピーハッピーバレンタインだぜ~♪」

目の前には僕のベッドに腰掛けて、クラッカーを引いてにこにこしてるお嬢様の姿。
相変わらずベッドと机しかない無機質な僕の部屋だけど
朱志香がそこにいるだけで、
別の部屋みたいに明るくて華やかに見えて僕は思わず目を瞬かせた。

「お嬢様。どうして??」
「えへへ。嘉音君、お昼休みだろ??一緒にご飯食べようって思ってさ。
私のご飯、郷田さんに詰めてもらったんだ。一緒に食べよ。
あ、寒いから扉、しめてもらってもいい??」

朱志香の言葉に、僕は慌てて扉を閉めた。
元々カーペットなどの飾りけのない僕の部屋は
確かに普通の部屋より寒々としてる。
・・・こんなことならせめてカーペット位ひいとけばよかった。

「あ、すみません。寒かったですか?」
「ううん、別に。ただ、やっぱり贈り物を渡す時はちゃんと名前で呼びたいから。」
「え?」

振り返ると目の前には綺麗にラッピングされたかわいらしい箱。

何重のリボンと、青い包装紙に包まれたそれは
毎年もらっていたものよりも、ほんの少し不格好で…。

「えへへ。今年は特別だし、頑張って作ってみたんだぜ。
嘉哉君?食べてくれる??」
「……ありがと、朱志香。」

目の前ではにこにこ嬉しそうな朱志香の笑顔。
可愛くて、大好きで、何時だって僕を幸せにしてくれる笑顔。
手渡されたのは、初めての手作りのチョコレート。
朱志香が、僕の為に作ってくれた贈り物。
・・・なのに何故か、胸がはれなくて…。

箱を開くと不格好なハートのチョコレートケーキが目に入った。
うまく膨れなかったのか所々ぼこぼこしてるけど
だからこそなれないものを一生懸命作ってくれたのが凄く伝わってきた。
なのに・・・なんでだろう。
そんな目の前のケーキは、嬉しいよりどこか切なくて…。

・・・そんな僕の様子をみて、朱志香はちょっと寂しげな顔をした。

「ま、まずかったら遠慮なくいってくれよな。
・・・料理あんま得意じゃないから…みんなと同じように買ったのもあるんだ。
・・・でも、最初のバレンタインだし
出来たら…私が作ったの、食べて欲しいなって…。」
「え…?」

僕が横を向くと、自信なさそうに朱志香が笑ってる。
ほんの少し、寂しそうに…。
・・・ああ、ホントに僕は馬鹿だ。
いつだって、お嬢様の気持がわからなくて
・・・朱志香を不安にさせてばかりで…

「…嬉しいです。」
「あはは。ありがと。でもほら、不格好だろ。
一応味見はしてるんだけどさ。やっぱそんなには美味しくないし…嫌だったら…」
「…いえ、本当にとっても嬉しいんです。
嬉しすぎて…だからこれを朱志香が、
皆に配ってるのかなって思って・・・嫌でした。」

・・・だから伝える。
・・・いつだって伝えるのが怖かった、本当の気持を。

一瞬目をぱちくりしてた朱志香が、みるみる顔を真っ赤にしてくのが愛しくて、
朱志香の表情が僕の言葉でどんどん生き生きしてくれる事が嬉しかった。

「え?……えええええええっ!!ないないないっ!!
嘉哉君だけっ!!嘉哉君だけっ!
ていうか、色んな意味でその攻撃反則なんだけど~~!!」
「ならとっても嬉しいです。ありがとう、朱志香。」

笑顔でいった僕の言葉に、朱志香は真っ赤になって首を何度も縦にふった。
なんかすごく、可愛い…。
僕は幸せな気持ちで差し出されたスプーンを手にとって
チョコレートケーキを一匙口にした。

想像通りスポンジは少し硬かったけど、チョコは僕が好きなビターで
僕の好みに合わせて甘さを控えめに作ってくれてる事が凄く嬉しかった。

「お…おいしい??」
「はい、美味しいです。ありがとう、朱志香。」

僕がにっこり笑うと、朱志香もほっとして
緊張していた顔を綻ばせてにっこり笑ってくれた。
僕はそんな朱志香の笑顔を見ながらケーキの二匙目を口にした。
・・・甘いビターチョコレートの味が、胸一杯に広がって
なんとなくじーーんときた。
…手作りの不器用なケーキはあったかくて、
作ってくれた朱志香が愛しくて
だから、来年はもっとたくさん一緒にいたかった。
…来年のバレンタインは朱志香に僕だけを見ていてほしかった。

「来年のバレンタインは…朱志香と一緒にどこかに遊びにいきたいです。」
「うん。私も来年は嘉哉君と遊びにいきたい。どこにいこうか?」
「どこでもいいです。朱志香と2人でいられるなら、僕はどこでも。」

・・・チョコの甘さに押されるようにでた僕の本音に朱志香がまた真っ赤になる。
・・・そんな昼下がりがとてもとても幸せだった。

























「・・・・・・・・・・・・・・・ねえ、紗代…」
「・・・・・・・・・はい…譲治さん…。」
「………………………使用人の個室の部屋の壁って…う、薄いんだね…。」
「………わ、私も知りませんでした…。か、嘉音君って、あんまりしゃべらないから…。」


私のチョコを受け取りに来てくれた譲治さんを部屋に通すと
・・・隣から嘉音君と朱志香様の声がして…
・・・・・・嫌でも隣から聞こえてくるお嬢様達のラブラブトークを聞きながら
私と譲治様はお互い真っ赤になりながら顔を見合わせた。

・・・2人の会話が気恥ずかしかったのは勿論だけど
・・・それ以上に思い至る事実が、微妙にお互い恐ろしくって…。

「……あのさ、…去年のバレンタインって…たしかここで…。」
「い、いわないでください・・・。うう、嘉音君、きいてたのかなあ…あうう…。」

別に聞かれてまずいことはしてないけど、してないけどぉぉぉ~~っ。


 「紗代、おいしいよ。やっぱり紗代は料理の天才だね。」
 「そんな…私はただ…譲治さんへの愛をチョコにこめただけで
  …で、でも嬉しいですっ!譲治さん!」
 「ねえ、紗代。一日も早く君が作った味噌汁をのんで、
  こんな甘いチョコレートのような生活をする為に僕は頑張るよ。」
 「私、そんな日がきたら譲治様の為に
  毎晩甘々のホットチョコレートを作って待ってます。」
 「ありがとう!!
  例え鼻血を吹いても紗代の作ったホットチョコレートは毎晩飲んで見せるよっ!!」
 「譲治さんっ!!素敵ですっ」

  ひしっっ

・・・よみがえる昨年の思い出。その姿は可愛い弟に聞かせていいものとはあまりにも…

「か・・・嘉音君っお願い忘れてっ!!

姉さんのために一秒でも早く記憶から抹殺してぇぇぇぇ~~~!!」

「うわあああああ、嘉音くんっ、違うっ

違うんだあああああああ~~~!!」








(FIN)

嘉音君は天然タラシだと思います(笑)。
ついでにリミッター外した嘉音君は
滅茶苦茶独占欲が強いんじゃないかなって信じてます(笑)

ちなみに蔵臼好きの私の妄想なのですが
朱志香と嘉音君が両想いなのがわかったら
蔵臼ぱぱりんは嘉音君が大学入学資格検定合格して
東大の経済学部受からない限り娘はやらんって
豪語してくれたらいいなあって思います。
そんでもってぶつくさいいながら
毎晩嘉音君の受験勉強の面倒みてくれたらいいなあっていう
しょうもない妄想があります(爆)。
・・・なんか意地悪しつつも優しいイメージが
私は蔵臼にあるみたいでぱぱりんホントに可愛いなあ(笑)。

・・・なのでこの嘉音君は使用人の仕事しつつも
毎晩蔵臼パパと勉強してると思います(苦笑)。
終わってない物語だからいくらでも妄想できるのがいいですよね(爆)

ちなみに譲治と紗音は婚約中で結婚秒読みです。
きっとどこかでベアトと戦人もラブラブしてて縁寿も幸せだと信じてます。
終わりが見えるまでは猫箱の中身は未知数だから希望は絶対に捨てません(笑)。

・・・という訳で誰だよ…バレンタイン更新無理だっていってたやつは(泣)。
どうも原稿書きたくして仕方ない症候群みたいで困ってます。
でも流石にそろそろ自重しないといけないので
とりあえず3月末まではSSの更新はなしにしようとは思ってます。
勉強はしてるんですが、それでもやっぱり…ってのはあるので(泣)。
感想とかフリートークとかは変わらず書いてると思うので
お時間がある時に遊びに来ていただけると嬉しいです。ぺこり。

ではでは。読んでくださって本当にありがとうございます。

ちなみにこれ予約投稿なのでバレンタイン当日にUPされると思います(^^)。
そんな訳でTOPへの告知はBLOGに乗ってから
しばらく後になるかもしれません。すみませんです。








テーマ:うみねこのなく頃に - ジャンル:アニメ・コミック

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