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Morning Teaを貴方と 【うみねこのなく頃に 嘉音v朱志香】

ベアト=朱志香説があると知って青くなりまして
(・・・正直カノジェシが鉄板だと信じてたので考えてもみなかった・・・^^;)
万が一そうだった時の為に今のうちにと思って書いてみました(^^;。

カノジェシ好きだからベアトさまは朱志香じゃないといいなあ・・・。

****** ▼ 追記記事 ▼ ******







「朱志香、明日は貴女のお誕生日ですね。
プレゼントは用意してますけど、ほかに何か希望があったらおっしゃいなさい。
年に一度の記念日なんですから、明日は貴女の好きなようにさせてあげますから。」

夕食の席で、母さんはそういった。
・・・私はその予想外の言葉に目をぱちくりする。
一瞬何を言われてるのかよくわからなかったけど
すぐにそれを理解してもう一度びっくりして慌てて確認した。

「母さん、ホントに?ホントにいいの?」
「ええ、右代宮家の令嬢としてふさわしくない事なら別ですけど・・・
多少の事なら、明日はかなえてあげますよ。
そうですね。お勉強の時間を明日はお休みしてもいいです。」
「あ、いい、いい!!・・・勉強は明日もちゃんとするよ。
今日だって、部屋に帰ったらちゃんと宿題もやるし授業の復習だってする!!
・・・それよりさ、えっと、明日だけでいいんだ。
明後日からはいつもどおりでもいい。だけど明日だけは私の希望を聞いてほしい。」

・・・その言葉に、母さんはちょっと、訝しげに眉をひそめた。
う、警戒されてるぜ・・・。
普段は勉強なんて自分からしないから、あからさますぎたかな・・・。
明らかに警戒した感じの母さんの顔にちょっと怖じ気づいたけど
でも、折角の機会だから、絶対引かない。
・・・真面目で潔癖な母さんは、そりゃ多少は説教くさいけど
その代わり、義理堅くて、約束は必ず守ってくれる。
・・・だから、勇気を出してお願いするなら今しかないんだから。

「あのね・・・明日の朝のお茶は、嘉音君にもってきてもらいたいんだ。」

・・・それを聞いた母さんが、
明らかにしまったという顔をしてたのが、ちょっとだけ悲しかった。



             ★★★



これだけの使用人がいる家に生まれると色々変な習慣がある。
例えば目覚めにお茶が出されたり、
学校から帰る時間にはお昼のお茶とお菓子の時間があって
そんでもって、寝る前もお茶が出たりする。
友達は帰ったらケーキが待ってる生活って聞くとすっごくうらやましがるけど、
そのお陰でサークルの練習や友達と放課後に遊ぶ日は
いっつも適当な言い訳を考えなきゃいけない。
だからずっとうぜーぜと思いながら、
使用人の皆の顔もあるししぶしぶ従ってた習慣だったけど、
なんとなく気付いた事がある。

嘉音君は、私の朝と寝る前のお茶を持ってきてくれない。

私のお茶を嘉音君が出してくれるのはいつも昼のお茶だけ。
私が朝一番に起きて最初に見るのはいっつも紗音か熊沢さん。
時々は源次さんか郷田さん。

紗音に聞いたら、ちょっと困った顔で
「嘉音君は、男の子ですから・・・」と曖昧に微笑んでた。
・・・だからなんとなく、ああ母さんなんだなって気付いてしまった。
そりゃ、嘉音君が母さんにちょっと警戒されてるのは知ってるけど
それなら源次さんや郷田さんにだって遠慮してほしい。
朝一番に見る男の人は、やっぱり大好きな人の方が嬉しい。
それが自分の誕生日なら尚更だ。

母さんは一生懸命私を説得してたけど
嘉音君が明日のシフトに朝から入ってるのは私は元々確認済みだし
私がどうしてもって何度も頼んだら、明日だけですよってしぶしぶ頷いてくれた。
食事の後、相変わらず痛そうな頭をおさえて部屋に戻っていく母さんが
少し可哀想で申し訳なかったけど
私は右代宮家に生まれて初めて、朝のお茶が楽しみでわくわくした。

・・・明日朝一番に出会える人は嘉音君。

先週の日曜日に紗音と買い物に行った時に買ったパジャマ下ろした方がいいかな。
お茶菓子とか用意したら一緒に食べてくれるかな。

柔らかい朝の日差しの差し込む部屋に、朝一番に来てくれるのは嘉音君。
それだけで、幸せで特別な誕生日になりそうな気がして私は明日が待ち遠しかった。







Morning Teaを貴方と。









「・・・・・・・・・結局、一睡もできなかったぜ・・・。」

大好きな人が来てくれる天気のいい快晴の朝は、
思ったよりも快適な目覚めじゃなかった。

ある意味自業自得と言えば自業自得。
よく考えれば、朝のお茶を持ってきてくれる人は私を起こしてくれる人だ。
だから今日は嘉音君が私を起こしてくれる。
・・・ああよだれとか垂らしてたらどうしよう、変な寝言言ってたらどうしよう。
むしろ私の髪、朝寝癖すげーーーーぜ!!

・・・そんな事をベッドの中で考えてたら結局全然寝られなくて
5時にはもう制服に着替えてベッドの上にちょこんと座ってた。
・・・ああ、新しいパジャマ下ろした意味が全然ねーぜ。アホすぎる。
時計を見ると現在5時50分。・・・後10分で起床時間。
きっと几帳面な嘉音君はちょうどの時間に来るんだろうな。
扉が開いたらとっておきの笑顔でおはようって言うんだ。
朝一番におはようを言うのが嘉音君。
それだけで、私は頬がゆるんでしまうのを止める事ができなかった。




            ★★★



「・・・・・・お嬢様の朝のお茶を・・・僕が?」
「ああ、朱志香お嬢様のたってのご希望だ。」


・・・朝出勤してすぐ、源次様から賜った言葉に僕は眉をひそめた。
確か、僕はお嬢様の起床と就寝時のお茶を奥様に止められていた筈だ。
・・・僕が訝しげに源次様を見上げると源次様は僕の疑問に気付いたのか
夏妃様からのご指示だからしっかりと努めるようにと念を押された。

・・・正直、困る・・・。

奥様から禁止命令を出されてると知った時、
ああ、やっぱりと思った反面、助かったと思ったのも確かだった。
勤め始めてすぐは、ちょっとうまくいかなかったお嬢様。
・・・それでも、段々姉さんを介して交流が増えて、慣れてきて
だから奥様がそのころから過剰に警戒してくれるのが少し楽だった。
家具の僕には、奥様のその反応が現実を教えてくれて変な夢をみないで良かったから。
だけどお嬢様は、僕にそういう反応をしてくれない。
だから時折変な夢を見てしまって、本当に困る・・・。

「大丈夫よ、嘉音君。朝のお茶をお嬢様にお出しして、
少しだけお話をするだけだから。」

助けを求めるように視線をむけると、隣の姉さんは優しく笑ってそういった。
・・・そりゃ、姉さんは女性だからそうかもしれないけど僕は男だ。
男の僕がお嬢様の眠ってるお部屋に入ってお起こしするなんて
・・・やっぱり凄く、困る・・・。
それでも、仕事だし断れなくて、
・・・それに、お断りしてお嬢様ががっかりされるかもしれないと思うと嫌で
僕はカップとティ―ポット、コーヒーメーカーを乗せたワゴンを押して
お嬢様の部屋に向かった。

・・・お嬢様が起きている事を心の底から願いながら。

だからお嬢様の部屋のドアをノックした時に
お嬢様が元気にお返事を下さった事に僕はすごくほっとした。


                ★★★




コンコン・・・


6時丁度の時計がなると同時にドアが控えめな音を立てる。
その音にさっきからバクバクいってる私の心臓がより一層高なった。
か、か、か、嘉音君だ~~~!!

自分で頼んだ事ながらいざノックの音がするとわたわたして
とりあえず傍にある鏡台に駆け寄って一瞬のうちに最終確認する。
ああ!!さっき直した筈のくせ毛またはねてんじぇねえか~~!!

「・・・・・・お嬢様、嘉音です。・・・朝のお茶を、持ってまいりました。
もしお休みでしたら、お部屋に入室させて頂く事をお許し下さい。」
念の為、控えめにかけられた嘉音君の声に私は思わず慌てる。
うわああ~~!!やばい!!やばい!!嘉音君入ってくる~~~!!
「うあああ~~っ!!ごめん、嘉音君!!あ、後一分、待ってて!!。」
急いでムースをかけて念の為もう一度寝癖を整える。
う、うん、大丈夫。完璧!!
念の為鏡の前で一回にっこり笑って見せた。
若干ひきつってるかもしれないけど、うん、多分、大丈夫。きっと大丈夫。
ちゃんと可愛く笑えてる・・・と思う。

「あ、えっと、いいぜ。思いっきりガバっと開けちゃってくれ。
カギは、いつもみたいにかけてないから大丈夫だぜ!!」

一瞬の間の後に失礼しますという声とともに扉が開いた。
扉の向こうには遠慮がちに立つ嘉音君の姿。
朝日を浴びて少し戸惑ったように扉の向こうに立つ嘉音君は
相変わらず滅茶苦茶かっこよかった。
・・・ああ、母さんありがとう。もう正直、誕生日プレゼントいらないぜ・・・。

「おはようございます。お嬢様。」
「う、うん。おはよう。嘉音君。ご、ごめんな。私が無理言っちゃって。」

朝から練習してた笑顔を嘉音君に向けて、ちょっと気がかりだった事を謝る。
嘉音君はちょっと困った顔をして、ぎこちなく話題を変えた。

「いえ・・・お嬢様、朝のお茶は紅茶と珈琲どちらがお好みですか?
念の為、どちらも用意できるように準備は済ませてきました。」

・・・ああ、やっぱり迷惑だったのかもしれない。
ほんの少し、心がめげて気持が落ち込んだ。
それでも、朝目覚めてすぐそこに嘉音君がいる事が嬉しくて、
嘉音君に、私のそんな気持ちを伝えたくて、出来る限り笑顔で紅茶を頼む。
手慣れたしぐさでティーポットのお茶をカップに注いだ嘉音君は
毎朝紗音や熊沢さん達がしてくれるように、
ティーソーサー毎紅茶が注がれたカップを手渡してくれた。

「ありがと、嘉音君。」
「いえ、・・・・・・・・・・・・お誕生日、おめでとうございます。お嬢様。」

たっぷりの沈黙の後、遠慮がちに続いたその言葉に、
私は一瞬、紅茶を落としかけて焦った。

「お嬢様っ!大丈夫ですか?」

嘉音君の慌てた声に励まされて、バランスを崩したティーソーサーを必死に支えると
何とかカタカタ言っていたティーカップは落ち着いた。
あ、あ、危なかったぜ・・・。
もし落としたら嘉音君が怒られちゃう。

「あ、あはは、ごめんな。相変わらず私落ち着きなくてさ。
でも嬉しいな。嘉音君、私の誕生日覚えててくれてたんだな。」

私がそういうと嘉音君はちょっと困った顔で視線をそらした。
それが照れてるみたいで可愛くて、私はさっきの少し悲しい気持が吹っ飛んでしまった。
だって、嘉音君が私の誕生日覚えてくれてて、自分からお祝いを言ってくれたんだぜ。
もしかしたら単に、郷田さんの仕込みの懲り具合で気付いただけだったり、
朝の朝礼とか紗音の言葉とかで朝知っただけかもしれないけど
それでも、私におめでとうって言ってくれた。
何よりも今日最初にもらったお誕生日のお祝いの言葉が
嘉音君だなんてそんな嬉しい事ってない。
私は予想外にもらえたサプライズプレゼントにすっごく浮かれてた。
だから、なにもかもうまくいきそうな気がして言ったんだ。
一度、断られた事がある願い事を・・・。

「ねえ、嘉音君。もしよかったら、一緒にお茶してくれないかな?
おいしいクッキーがあるんだ。嘉音君と一緒に食べたいな。」



                ★★★



・・・一瞬、何を言われてるのか、良くわからなかった。



「すみません。もう一度言っていただいてもいいですか?」
「えっとさ。一緒にお茶してくれないかな?嘉音君に食べて欲しいクッキーがあるんだ。
学校の傍の行列ができる洋菓子屋さんのクッキーでさ。
郷田さんのお菓子もおいしいけど、ここのクッキーも滅茶苦茶うまいんだぜ。」

思わず問い返しても返ってきたのは同じ言葉で一瞬目まいがした。
相変わらずお嬢様は僕に理解できない事を言う。
・・・どうして家具の僕と、人間であるお嬢様が
  一緒に仲良くお茶を出来るっていうんだろう・・・。
お嬢様はいそいそと脇の棚から隠してたらしいティーカップと
缶に入ったクッキーを取り出す。
そして「ね、これなら一緒にお茶が出来るだろ」・・・とにっこりと笑って見せた。
僕が苦手な、あの太陽のような明るい笑顔で。

僕はどうしていいかわからなくてぼーと突っ立っていた。
それをみて、お嬢様の表情が一瞬暗くなったけど、もう一度頑張って僕に笑って見せた。

「あ、えっとさ。無理だったらいいんだぜ。
たださ、ほら、折角の誕生日だし、嘉音君と一緒に朝のお茶出来たら素敵だろうなって・・・
誕生日プレゼントだと思って付き合ってくれたら嬉しいなって思ってるだけなんだ。」

・・・家具である僕がお嬢様と仲良くお茶なんて、出来る訳がない。
だからこそ、一年前に昼のお茶の時間を一緒にと誘われた時、御断りをしたのだから。

でも懸命に笑うお嬢様を見ていると、そうは言えなかった。
その顔は笑顔だけど、どこか怯えていたから。
・・・だから僕は、以前同じ願い事を断られた事をお嬢様はちゃんと覚えてるのがわかった。
そうじゃなきゃこんな顔はしないから。
・・・あの日、お嬢様は夕方からずっと姉さんと一緒にいた。
お嬢様から紗音と一緒にいたいという希望があったのだと、源次様に聞いた。
・・・その夜姉さんは何も言わなかったけど、ほんの少し咎めるような眼で僕をみてた。
だから、あの日お嬢様が元気がなかったのはやっぱり僕のせいなんだって気付いたんだ。

お嬢様はいつも強がってるけど、本当は決して強くない。
本当は誰より繊細で、傷つきやすくて落ち込みやすい。
だから、僕が断ったら、きっとあの日と同じように落ち込んでしまうのだろうに・・・。
・・・なのに、どうして、お嬢様は何度も何度も、傷つこうとするんだろう。

「・・・できません。」

・・・僕の言葉に、お嬢様は一瞬悲しそうな顔をして、でも一生懸命笑って見せてから俯いた
そっか、ごめんな・・・と、何時もの声で言おうとする言葉を僕はつないだ言葉で止める。

「・・・お嬢様は姉さんや源次様達と同じように、
今年の僕の誕生日にも、プレゼントを下さいました。
だから、僕も・・・今はもっていないけれど、プレゼントを用意しています・・・。」

うつむいていたお嬢様の顔がぱっとあがる。
その顔には、確かに希望があった。

――――それは僕にとっても勇気。
・・・昨年の誕生日は、結局手渡せずにしまいこんでしまったお嬢様への贈り物。
今年の誕生日も買ったけれど、しまいこまれてしまう可能性を否めなかったもの。

「・・・だから、お嬢様とお茶をする事を、プレゼントにはできません・・・。」
「そ、そっか・・・。嘉音君、私に、プレゼント、くれるんだ・・・。
ご、ごめんな。それなのに、贅沢なお願いしちゃって。」

お嬢様は僕の目の前で両手を胸の前で組んで幸せそうに笑った。
落ちつかげに指を交差して、何時くれるの?と僕に問いかけてくる。
そんなお嬢様はとても嬉しそうで、幸せそうで
もうさっきの事なんて、忘れてしまっているみたいだった。
・・・だから話を終わらせる事は出来た筈だった。

「・・・お嬢様。一つ、伺ってもいいですか?」
「へ?な、何!?何でも聞いて。」
「・・・もし、お嬢様にとって僕と一緒に朝のお茶をする事が嬉しい事になるのなら、
それはいつも・・・・・・・・・僕達に良くして下さるお嬢様への幾ばくかのお礼になりますか?」

・・・それでも、しばらくしてお嬢様が一人になった時に
はぐらかされたと思って、落ち込むかもしれない事を思うと嫌だった。
だって今日はお嬢様の誕生日なのだ。
右代宮家の中では珍しく、僕達家具を人間と同じように優しくしてくれるお嬢様。
その優しさが苦手でないというと嘘にはなるけれど
・・・・・・今日くらいはお嬢様を僕の言葉で傷つけたくはなかった。

お嬢様は僕の言葉に一瞬ぽかんと口をあけて
そして無言でコクコクと頷いて見せた。
僕はそれを確認して、お嬢様が僕の為に出してくれたティーカップにお茶を注ぐ。
ダージリンの甘い香りが、ほのかに部屋に広がった。

「・・・いいの?嘉音君。」

おそるおそるといった様子でお嬢様がソファーから僕を見上げた。
・・・望んだ通りになったのに、戸惑っている様子がどこか可愛かった。

「・・・今日は、お嬢様にとって大切な、特別な日ですから。」

だから明日からは、希望に添えない事を言外に添えて僕は頷く。
お嬢様はその言葉に少し寂しそうに、でも安心したようににっこりと笑った。

お嬢様が差し出してくれたクッキーを口にする。
サクッとした歯触りのクッキーは郷田の菓子に慣れた僕の口にも確かに美味しかった。

「な、美味いだろ。学校の女子の間じゃ結構話題の店なんだぜ。」
得意げなお嬢様に僕は静かに頷いて見せた。
・・・それだけで、お嬢様は嬉しそうに笑う。
クッキーを一緒に食べて、一緒の時間に紅茶を飲んだ。
それだけの事なのに、お嬢様は本当に嬉しそうに笑っていた。

・・・だから、よかったと心から思った。
もし断っていたら、お嬢様はやっぱり悲しまれたかもしれないのだから。
そして今年の誕生日プレゼントは無駄にならずにすむ事がやっぱり嬉しかった。




                  ★★★


楽しい時間は本当に容赦なく過ぎて行って
時計の針は食堂に向かう時間である6時半を刺してしまった。
私はそれをみて後ろ髪をひかれる気持でしぶしぶソファーから立ちあがった。
・・・ホントはもっと話をしていたいけど、朝食の時間に遅れたら嘉音君が怒られてしまう。

「ありがと、嘉音君。やっぱり、今日は嘉音君に来てもらえてよかったぜ。」
「僕も、美味しいお菓子を御馳走になりました。ありがとうございます。お嬢様。」

気のせいかもしれないけど、嘉音君は、普段より柔らかく微笑んでくれた。
私はその笑顔に目一杯明るく微笑み返した後、慌てて部屋を飛び出すと、
嘉音君に呼び止められた。

「・・・お嬢様、今日はいつ、お帰りになられますか?」
「え??えっと、今日は結構授業終わるの早いから、多分3時半には帰れるよ?」
「わかりました。今日のお嬢様のお部屋の掃除当番は僕です。
4時に掃除に伺うので、その時に、お渡ししてもいいですか?」

・・・お渡ししても、いいですか?
何を?なんて、聞く必要はなかった。
だって、私からさっき、嘉音君に聞いたんだから。

「うん、ありがとう、嘉音君!!すっげー楽しみにしてるぜ!!」

・・・雲間から部屋に差し込むのは暖かくて優しい日の光。
温かい日差しに包まれてるのは
可愛いティーセットとお気に入りのソファーと、大好きな大好きな嘉音君。

―――――私のその年の誕生日は今まで過ごした中で一番幸せな誕生日。
だから来年は、もっともっと素敵な誕生日になるといいなあって
そうなるように一生懸命頑張りたいなって、すごくすごく思ったんだ。


(FIN)


そういえば朱志香の誕生日っていつなんでしょう?
ふと思いついて書いたネタなのですがほぼ間違いなく時期はずれなんだろうなあ(^^;

・・・ぶっちゃけテーマも何もなく萌えをぶつけて書いたSSです(苦笑)。
カノジェシは純愛でラブラブで一生懸命で、
そのくせ繊細で脆そうな所が二人とも可愛くて好きです。
ジョウシャノもベアバトも好きだけど
やっぱり一番好きなのはカノジェシ(笑)。
ひぐらしと同じようにうみねこも
皆が幸せになるラストになるといいなあって心から思います。
勿論縁寿もちゃんと家族と一緒に幸せになってほしいし
ベアトも何とか救われてほしいなあと思います。


テーマ:うみねこのなく頃に - ジャンル:アニメ・コミック

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