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MerryChristmas ~世界が一番幸せな日~【H×H レオクラ♀】

こんなに長い事サイトやってるというのに
一度もクリスマスネタがないのに気付きました。
…無駄にバレンタインだけがあるのが笑えます(苦笑)。

そういう訳でクリスマスネタを書いてみました。
相変わらずキルゴンがいてラブラブとは程遠いかもですが
とりあえずヨークシン編から三か月のクリスマスのつもりでかきました★
良ければ見て頂けると嬉しいです。

****** ▼ 追記記事 ▼ ******








教会からは聖歌隊の歌う澄みきった歌声とパイプオルガンの装厳な音色。
街中から響くのは幸せそうなジングルベルと鈴の音。
店員の頭を飾るふわふわの白いさきっぽがある赤い帽子。
色とりどりのプレゼント。

そして目の前には飾られたモミの木。

…クリスマスをしったのは村を出てすぐだった。

閉鎖的で厳格な村は、異国の風習に好意的ではなかったから
4年前に初めて見たクリスマスには驚いたものだ。
…貧しくささやかな祈りを捧げるような祭りしか経験した事がなかったから
目の前の大きなツリーも、町の賑やかな喧騒も別世界のようだった。
…そして、その印象は正しかった事に街を歩いてすぐ気づいたものだった。
気付くと同い歳くらいの子供が嬉しそうに親子連れで歩いていた。
大きな紙包みを両手に抱えて、
傍で話しかけてくれる両親の声より、その手の中に紙包みに夢中で…。
…本当に、憎らしいほど、プレゼントに夢中で…。

…欲しかったのはささやかな幸せだった。
…大きな紙包みなんて欲しくなかった。
…ただ隣に誰かがいるその子が羨ましくて
たった一人でそこにいる事がとてもとても、悲しかった。

だから今日は少し嬉しい。
本日の主役となるものを両腕にいっぱいに抱えて
クラピカは目の前の親子連れをみて微笑んだ。
約束の時間は12時だったけれど、
結局一時間も早く約束の時間についてしまったけれど、
相変わらず寒くて、吐く息は白く染まるような
空からは雪が今にも降り出しそうな昼だけれど
…それでも誰かを待っているその事実が
目の前に見える暖色に輝くツリーのライトの輝きよりも
心の中を温めてくれていた。

突然、後ろから肩を叩かれて心臓がはねる。
「よ、随分早いな。」
「…予定より電車の乗り継ぎがうまくいったからな。」
予想外にかけられた声に一瞬驚きながらも
相変わらず口をつく言葉はお世辞にも素直とは言えない言葉。
だけど、本音は表情に出ていたようで
その証拠に、話しかけてきた相手は一瞬珍しいものを見るように目を丸くした。
あからさまに新鮮そうに見つめてくる視線が気恥ずかしくて
思わず皮肉が口から零れた。
「レオリオにしては早いな。まだ約束の時間まで50分くらいはあるぞ。」
「俺はただ単に早めに来て買い物だよ。
買い物終わってぶらぶらしてたらお前がいたからここに来た訳。」
その言葉になるほどとうなずく。
ふと視線をさげるとレオリオもレオリオで片手に紙袋をさげていた。
今夜の主役のプレゼント交換の片割れのようだ。
「良いものが買えたか?」
「うーん、何とも言えねえなあ…。
だって、年齢も性別もバラバラだろ。俺達。
なのに、ジングルベル歌ってプレゼント回すプレゼント交換方式は
正直かなり無理があると思うんだが…。」
「…まあ同感だが楽しそうではないか。キルアなんか喜ぶんじゃないか?」
「あいつはガキっちいとか馬鹿にしながら一番楽しみにしてそうだよな。」
「違いない。」
レオリオの想像は容易に瞼の裏に浮かぶようでクラピカは思わず笑った。
そんなクラピカを横眼に、レオリオは片手の紙袋をあさって
大きな包装物の隣にある小さめの箱を手渡した。

「つー訳で、お前の。」
「は??」

手渡された小箱を見て、クラピカは目を瞬かせる。
反射的に受け取った手の上には
青と白のストライプ紙に包装され銀のリボンで結ばれた小箱。
その形体からこれがいったい何なのか想像出来ない訳ではなかったけれど
それでも、くれる理由が思いつかないもので…
「プレゼント交換会は夜だろう?」と真顔で見上げると
目の前のレオリオが予想通りの反応に頭を抱えた。

「お前さ、彼女にクリスマスプレゼントも
贈れない男に俺をしたい訳?」

…その言葉を聞いて
一瞬、眼を点にしていたクラピカがみるみる真っ赤になる。
やべ、殴られるかな…と思わず身構えたレオリオの予想に反し
小箱を胸元に引き寄せたクラピカは視線を伏せて俯いた。
胸元に引き寄せた小箱をみる瞳が、一瞬酷く優しくなる。
…その淡い色は土に溶ける雪のように瞬く間に消えてしまったけれど
予想外の彼女の反応にレオリオは思わず見とれた。
「…気持は嬉しいが…」
続いたのは小さな声。
そう…正直、中身がどうというより、
気持ちが嬉しかったから胸の中にある小箱は欲しかった。
…それでも気まじめな性格上受け取る事には抵抗はあるのだろう…。
眼を一瞬、閉じた後、
彼女は引き寄せた小箱を思いきって胸元から離して顔をあげた。
「ただ、私は何も用意していないし。やっぱり…」
…もらえないと続けようした彼女の言葉は、小箱ごと彼に押し返された。
「もうお返し貰ったから、受け取ってもらわないと困るんだけど。」
「…え?」
「だって、お前、それ、引き寄せた時に、嬉しそうに笑ってただろ。」
「…それは…誰だって、自分を思って贈られたものは嬉しいだろう?」
「いや、俺が見たかったのはその顔だしさ。」
クラピカのぽかんとした顔を見て、レオリオは優しく笑った。
「お前はさ、嬉しそうな時はすぐにわかるから贈り甲斐があるよ。」

「あ、レオリオ!クラピカ!もう来てたんだね!」
「子供来る前にいちゃついてんじゃねえよ。ぐれるぞ」
向こうから嬉しそうに駆けてくるゴンと、相変わらずのキルアの茶化し声に、
レオリオはもう一度、クラピカの手の中にある小箱を押し返した。
手の中の小包を暫く見つめていたクラピカは
ふっ切ったように笑う。
「…わかった。3月はその分期待してろ。」
「おう、今から楽しみにしてるぜ。」
クラピカの鞄に小箱がしまわれるのを確認して
レオリオはゴンとキルアに笑顔を向けた。
二人とも大きな包み紙をもって嬉しそうにかけてくる。

神様。
毎年来るこの季節がとても嫌いでした。
だけど、初めて、貴方の生誕を祝うこの日がある事を感謝します。

…MerryChristmas。
世界中が等しく、幸福と愛に包まれていますように。



(FIN)




☆,・°∵☆,・°∵☆,・°∵☆,・°∵☆,・°∵☆,・°∵☆,・°∵☆

確か歌を歌ってプレゼントを回すプレゼント交換をしたのは
大学生のころが最後かな?
意外にドキドキするのですよね。
持ち込み可のカラオケボックスにケーキ持ち込んで
高校時代の友達に盛り上がったのを覚えています。

なんとなくクリスマスは家族ですごす方が
ピカは喜びそうな気がします。
てな訳でお子様たちも呼んでみました★
グリードアイランドから出てきて遊びに来てくれてるのです。
家族思いの良いお子様たちです(爆)。
…パパ的にはどうかな~って感じですが(苦笑)。

まぐまぐBLOGの時もあったけど
FC2 BLOGの時も更新日予約がとれるみたいなので
クリスマスの夜に表示されるようにしてみました。
初めて使う機能なので表示されるのが楽しみですv
わくわくv



テーマ:HUNTER×HUNTER - ジャンル:アニメ・コミック

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