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『小説 スパイラル~推理の絆~2、鋼鉄番長の密室』

小説スパイラル 推理の絆〈2〉鋼鉄番長の密室 (COMIC NOVELS)小説スパイラル 推理の絆〈2〉鋼鉄番長の密室 (COMIC NOVELS)
(2002/03)
城平 京

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スパイラル小説シリーズで一番思い入れがある鋼鉄番長の密室。
ギャグ色が一番強い作品のはずなのに
一番感動したんだよなあ・・・。

****** ▼ 追記記事 ▼ ******





「じゃあ真実を確かめて私が思った通り捨てられてたらどうするの?鋼鉄番長が狂った策略家だったらどうするの?やっぱり真実が残酷だったらどうしてくれるのよ!」





「どれだけ言葉を重ねても俺らに真実を求める事はできない。残酷か優しいかわかりはしない。だからこそあんたには逆転のチャンスがある」









やるだけのことはやった。鋼鉄番長が他殺だろうが自殺だろうが本当に歩の知ったことではない。自分がしゃべったことにどれだけ真実が含まれているかわかったものでもない。
 ただ父が娘を想い、娘が父を想うなら、真実が残酷でも当たり前に会うだけで魔法のように深い溝が埋まるかもしれない。傷が消えるかもしれない。そんな都合のいい事を信じてはいないけれど、実際にそんな事があったってバチは当らないはずだ。
 歩はその当たり前に会う後押しをわずかにできただけだ。千景の望む真実を保証することはできない。歩にそんな力はない。兄の清隆ならできるのだろうけれど。
 けれど願わくば、真実が千景に優しいことを。









歩にも千景のような時があった。大切にしていたものを全部奪われ、傷ついて、助けて欲しいくせにそうと言えなくて、そんな現実から逃げたくてピアノを指が折れるくらい弾いて、心だけで泣いていた時が。真夜中の公園で踊る千景がそんな昔の自分に見えた。だから無視出来なかった。
 結局歩は誰にも助けてもらえなかった。兄に奪われたものは返ってこないと理解した。自分には何も手に入らないとあきらめてしまえばいいと、どこかで心に折り合いをつけた。
 ときどきそんな自分が嫌になるけれど、昔ほどつらくはない。ただ昔の自分と同じ者を見た時、たまらなくなる。将来自分のようになるかと思うと無視できなくなる。
 自分が失ったからといって、他人が失うのを望む人間にだけはなりたくない。昔の自分が救われなかったかわりに、目の前の似た者に手を伸ばして少しだけ自分を癒そうというバカな気になってしまう。
 説明してしまえばそれだけのこと。軽蔑されそうな自己満足だ。
 歩はそんな情けないことは誰にも説明しない。したくもない。







とりあえず本文の引用・・・やっぱりこれがめんどくさくてここの更新が中々ないのでしょうね(--;)。しかも相変わらず自分にとって大切な言葉の羅列なので全然本作の魅力を伝えられません(^_^;)。特にこれ「いちおう」推理小説なので余計です(--;)。まあ良いですが・・・。これ漫画もあるので良かったら読んでみてください。漫画も面白いですから(^^)。しかし日記で前半あれほどうけてますと書いていたこの小説が約二年ぶりにこの部屋の更新になるとは・・・人生ってわからない・・・(--;)。


この話は元々漫画で大好きな話なのですがこの小説の感想を形に残したいと思ったのは私の今の心持があるからだと思います。
私は本当にこの二年で諦めるのが上手くなりました。可能性を信じるのが下手になりました。それでも信じたい自分がいます。それを今でも感じています。私は幸せになりたい、可能性を信じたい。・・・でも幸せになりたい以上に現実が怖い・・・。他人、そして自分に、これ以上呆れられ、失敗して見捨てられるのが怖い。だから諦めてしまう。結局諦めるという行為は「希望」を望む気持ちなくしては存在しないんですよね・・・。本当にどうでもよければ「諦め」る必要はないのですから・・・。
この物語の歩は絶対人より恵まれた人です。頭が良くて機知に富んでいる。対外の事は人以上に出来て、でもどんなに頑張ったって自分より上を簡単に行ってしまう兄には勝てない・・・でも普通の人よりはずっとずっと優れている。
人並み以上に出来る事、それは私にはとても羨ましいけど・・・でもそれは多分・・・希望がある分残酷なんですよね。何も出来なければ夢もみない。・・・歩は夢をみて全て地に落とされていく。
それでも歩は自分の絶望を人に押し付けない。
この物語での歩の推理はとてもとても優しいです。歩の求めようとした真実は優しい真実、人のための真実を求め続けます。
千景の為に、千景が未来を信じる為に・・・千景が未来を信じれる真実を求めます。
まるで「人が未来を見えない真実」には意味がないとでもいうように。
・・・歩は優しいです。歩は自分の千景を救おうとする行為を嫌悪しますが
それは誰にでも出来る行為じゃない。・・・歩は自分の為に立ち向かえなかったものに他人の為に立ち向かい、そして勝ったのだから・・・・
私はどこか自分の諦めを捨てられない。
それは多分・・・自分の為でも勝てなかった現実に勝てる自信がないからです。自分が一度負けたものに人に為に立ち向かう自信がないからです。膝を折る辛さを知っているから・・・本当に情けないことですが・・・。
だから私はこの物語の歩は勇者だと思う。私なんかに褒められても歩は嬉しくないと思うけど、本当に歩は凄いと思う。優しいと思う。だから歩には知って欲しいと思う、真実は辿り着く事に意味があるんじゃない。見つけるために模索する事に意味があるんだと。道よりも終着点が素晴らしい事なんてないんだって。・・・もう半分信じられなくなった昔の信念だけど、でも歩はその上にいつも模索しながら勝ち取ってるんだから・・・道も終着点も持っている歩には絶対すぐ答えを出してしまう彼の兄は私は勝てないと思う・・・。そうして、兄もそれを知ってるからこそ本編の漫画で彼に重過ぎる使命を課しているのですから・・・。

何かずらずらと自信のコンプレックスを表出する感想ですみませんですm(__)m。もしも不快感ももたれましたら本当にすみませんですm(__)m。でも本当に今回のスパイラスの小説は好きだったんです。優しくて強くて・・・それに憧れてどうしても形に残したかった・・・。愚痴っぽい文章を読んでくださって本当に有り難うございましたm(__)m。





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