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さかさまな贈り物(H×H レオクラ♀)

ちょっと小ネタを思いついたので書いてみました。
お久しぶりのレオクラ。

****** ▼ 追記記事 ▼ ******

 

窓の外の町並みには相変わらずの雑踏。
だけど、やはりどこか違う
いつもと同じで、違う町並み。
俯瞰した窓枠の外に広がる世界は
遠いからか、遠いゆえか、
手が届かないくらい幸せそうで・・・

「クラピカ?どうしたの?」
ふと、後ろからかけられた声に振り向くと
おせっかいな同僚の姿。
その姿に少し気を取り直して、私は軽く微笑んだ。
「ああ、センリツ。ボスはあれから・・・」
「ええ、相変わらず。カンパニーとしては望ましい状況じゃないけど
こんな状況も慣れたわよね。・・・それよりどうしたの?」
「どうしたって、何が?」
「だって・・・」
そういうと彼女はずいと身を寄せてくる。
「・・・さびしそうな旋律。」
懐の傍でささやかれた言葉に、軽く苦笑する。
同僚のこういう不躾な言葉も、気遣いに感じるくらい気安くなれている今の自分。
そう考えれば、実際は自分はそれほど孤独ではないのだろうなと
思わないわけにはいかなくて・・・
「ああ。ちょっと、少し人恋しくて・・・。」
「まあ、この季節だしね。人恋しくて当然よ。」
窓の下に広がる景色は白い雪と、たくさんのつがいの男女達。
耳を澄ませば製菓会社のデモンストレーションテープが聞こえてきそうな季節。
製菓会社の期待の日、バレンタインデー。
基本的にイベント事に興味はないのだけれど
やっぱり、路行く人が楽しそうなのに
自分一人こうして窓辺に座っているのは少し寂しくて・・・
「そういう訳だから、ボスの用事が終わったのなら
話し相手になってくれると助かるのだが・・・」
「それはいいけど、それよりもっと良い薬があったりするんだけど?」
目を悪戯っぽく瞬かせてセンリツが笑うと、私は眉をひそめた。
大体センリツがこういうしゃべり方をする時は自分に分が悪い時だ。
「良い薬?」
「ええ、クラピカに宅急便」
「私に?」
「ええ」
にっこり笑うセンリツから荷物を受けとると
想像出来ない訳ではないけれど、
時期的に予想しにくい人物の名前に驚かされる。
思わずセンリツを見るとにっこり笑って
お部屋でみてきたら?と気を使ってくれるけれど
そういわれると何となく部屋にはもっていきにくくて・・・。
「ん、いや、わざわざ部屋にもってくまでもないと思うし・・・」
そういいながらも、はやる心のままに包装紙を開き
そこにあるものが何かに気付いて頭を抱える。
センリツもそれをみて目を丸くして・・・微笑ましそうに笑う。
その声が耳に痛くて
私は思わず盛大なため息をついた。

「何を考えてるんだ、あの馬鹿は・・・」
「これは3月には素敵な贈り物をしないとね、クラピカ」
くすくすと微笑むセンリツと私の目の前には
某有名菓子メーカーの通販チョコレートケーキ。
・・・そういえば、一週間前の電話でねだられてすげなく断ったら
諦めないからなとか捨て台詞を言われたっけか・・・。
もらえれば一月ずれててもそれでいいのか、
それじゃ趣旨が違いすぎないかと情けなくて頭を抱えたくなる。
そして実際に頭を抱えてる私の耳に
センリツのうっとりとした声が響いた。
「なんか、羨ましいわ」
「・・・いや、バレンタインデーに男からチョコレートもらう事が羨ましい
センリツの心理はちょっと良くわからないのだが・・・」
「あ。流石にそれはちょっとだけど・・・
でも、やっぱり、離れてて中々あえなくても、
気にかけてくれる人がいるのは嬉しいものだから。
今回だけじゃないでしょう?手紙とか贈り物とか。
レオリオさんだけじゃなくて、ゴン君もキルア君も。」
「・・・う。」
「そういうのって幸せなことじゃない?」
そういって、にっこりと笑う彼女の視線が
何か無性にてれくさくて所在無さにケーキに添えられたメッセージカードを手に取った。
別に読むつもりもなかったけれど、開いたところに飛びこんだ文字は
そんなつもりがなくても読み取れるほど大きくて

3/14は一緒にケーキ食おうぜ!

「あらあら」
その文字に一層ころころと笑うセンリツの声に
穴があったら入りたい思いをしながら・・・
「寂しいとかいったらバチがあたるんじゃないクラピカ?」
そんなセンリツの言葉に首を縦に振らなければいれない自分も確かにいたりして・・・

その晩、レオリオからのメールに、私はいつものように素直じゃない返事を書く。
そんなつもりは欠片もないけれど、慌てるあいつの言葉がみたくて。
「返事はいつごろ帰って来るかな」
そういっている間にもすぐ鳴り響く携帯に幸せを噛み締めながら。


From:レオリオ
sub:RE:RE:朝の宅急便

うわ!すまん!・・・まさかセンリツが受け取るとは思わなかったから。
それにこうでもしないとお前からは中々何かもらえないだろう?
そういう訳だから、お前が来ないならホントに全然意味ないから!!
ケーキはいらんから、日付だけでもあけといてくれ~!!
>ケーキはもらったからお返しはするけど、郵便で送る。
>というか、いきなり送るな!
>センリツが受け取ったから凄い恥ずかしかったんだぞ。
>せめて事前に連絡くらいできなかったのか?
>大体、バレンタインデーに男性から女性に送り物をする馬鹿がいるか。
>>朝の宅急便届いたか~。
>>3/14は予定あけて俺にケーキおごってくれよ♪


                           (FIN)

正直、Vtシリーズ二作を書いてたときには
まさかこんなに再会まで時間がかかる(しかも現在進行形)
とは思ってなかったなあ。しみじみ。

Vtシリーズを書いてた時は旅団追ってた頃はそんな余裕なんて
全然なかっただろうなあと思ってたのですが
こんなに再会までに間があくと、知っててもおかしくないなあと思ってしまったり。
・・・ていうか、ピカに話が戻るのか正直今心配してたりしてるしなあ(汗)
私はピカに関してはネタ的にクリスマスよりバレンタインのが好きなので
折角小ネタもうかんだしいいかあと思って書いてみました。

しっかし、家のピカ子は完全に甘えん坊さんで困ったものだなあと思ったり。
そこらへんの自覚を今書いてる長編で補完したいとは思ってるのですが
実際書いてて楽しいのはここらへんの一番エンペラーなピカだったりします。

因みに今回初めて2/14に配送予約かけてます。
普段は即時配送ばっかりだから
ちゃんと2/14に配送されるのか楽しみだな~vvわくわく
(・・・普通されるって^^;)


テーマ:HUNTER×HUNTER - ジャンル:アニメ・コミック

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