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スパイラル~推理の絆~15巻(最終巻)

スパイラル―推理の絆 (15) (ガンガンコミックス)スパイラル―推理の絆 (15) (ガンガンコミックス)
(2006/01/21)
城平 京水野 英多

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スパイラルが終わってしまいました。
実はとてもとても好きな作品でして
これだけ「好き」を持続させた作品ってなかったんじゃないかと思います。

****** ▼ 追記記事 ▼ ******

この作品の凄いところは中だるみが全くなかったこと。
最後までハラハラさせる物語が続いて本当に大好きな作品でした。
そういう訳で、最終巻の発売。
嬉しいような寂しいような複雑な気分です。
何はともあれ、長い事沢山楽しませてくれてありがとう。あーちゃん。
頑張ったね。辛かったね。
でも、最後に歩君が手にした、自分そのものである「音楽」は
きっと、歩君がいなくなったあとも、ブレードチルドレン達を励まして
支えてくれて、そして君が生きた証としてこの世界にきっと残るんだと思う。
そして何より、ピアノを見ると清隆の影を感じて辛くなるのに
それでもピアノを捨てられなかった歩が
まっすぐ誰の目も憚らずにピアノと向き合えるようになった事は
何より歩を癒してくれてたのだと信じてます。

誰よりも苦しんで、誰よりも奪われてきた歩だからこそ、
彼はブレードチルドレンの苦しさや負けたい弱さを否定しなかった。
理解してくれた。
それでもその上で、共に頑張り、苦しくても諦めず頑張ろうと、
先の見えない道先の明かりに自分こそがなると、
彼らの逃げ道を優しく塞いで立ち向かう道を示してくれた。
自己否定に走るラザフォードに、彼らが生きる意味を示してくれた。
人を思い、人の為に語りかける言葉、それはこんな言葉なんだと思う。
決して富める者が自分の利益を確保した上
余った物を貧者に恵むような浅薄な言葉ではなく、
心から相手を思い相手に何をしてあげられるかを考えた
自己保身も自己欺瞞も何もない心からの言葉なんだと思う。
だから歩の言葉は私の心を打ったんだと思う。
歩は自分の論理が正しいかどうか根本までは信じることは出来なかった。
自分の論理が間違っていたら、世界がどうなるのか恐れてもいた。
それでも、彼がこの道を選んだのは
ずっとただ傍にいて自分を信じてくれたたった一人の女の子とすごした時間と、
そしてその女の子が教えてくれた「人間の心の可能性」を信じる心が、
目の前で懸命で生きようとし仲間を思いやって生きている
ブレードチルドレン達の可能性を信じさせ、
見捨てる事を彼自身に許さなかったんだと思う。
たとえその女の子が虚像かもしれない可能性を予見していても
それでも彼女が傍にいてくれて、自分を励ましてくれて
自分にしてくれた事は嘘じゃないと。
だからこそ、歩は
「それで何か得られましたか?幸福になれましたか?」と問う彼女の言葉に
「強いて言うならあんたをーーいや、あなたを悲しませずにすんだみたいだ。」と
優しく微笑んで、言えたんだと思う。
鳴ひよ信者の私だから思うのかもだけど、
歩は予見していたこの事実を
本人の言葉どおり本当にギリギリで耐えたんだと思う。
だからこそ、歩は本音を漏らしたんだと思う。
「俺は絶望の中で、笑っていなくちゃいけない。
死にそうで何もなくとも、
希望を繋げる価値を生きた目で言い続けなきゃならない。
でもあんたがいたら、それだけで結構幸せにみえちまうんだ。」
これだけの絶望も、彼女がいれば結構幸せに見えてしまう。
この言葉に歩が彼女をどう思っていたのかを感じました。
鳴ひよは恋ではなかったと思う。結崎ひよのという少女も又フェイクでもあった。
それでも鳴海歩と彼女の魂は私は繋がっていたんじゃないかと思う。
恋でも愛でもないけれど、
そこにはそういうものを超えた強い絆があったんだと思う。
人と人の絆、魂と魂との絆がきっとあったんだと思う。
少なくとも、歩はそれを感じていて、
彼女がフェイクだと予感して清隆の言葉を認めていても
それでも彼女の価値を否定しきれないほど
彼女という存在は大切な人だったんだと私は思うんです。

「俺は全て兄貴に奪われ続けるんだ。最後まで兄貴の操り人形だ」と
無気力の底にいた少年は、最後には
「自分を救えるのは自分だけだぞ」と
優しく微笑んで断言できるようになった。
そして彼の意思と信頼と、思いに答えて
ブレートチルドレン(呪われた子供達)は明日を戦う勇気を手に入れて
彼の遺すことになるだろう彼らへの言葉に答えるために
必死に明日を生き続けるのでしょう。
歩はいいました。
「死が即座に、希望の死を意味する訳じゃない。
希望を殺すのは残されたものだ。
夢が叶わず運命とやらに理不尽に殺されちまう人間なんて吐いて捨てるほどいる。
突然車に撥ねられる、重病で余命を宣告される、珍しい話じゃない。
俺らのケースは少々特別だか、誰にだって理不尽な死はありえるんだ。
ラザフォード。
誰の希望もそれで終わりかもしれないなんてーーーーあんまりじゃないか。
だから、残された者が希望を繋ぐんだよ。
後にその死が大きな価値を築く礎の一つとなるように
残された者が戦い続けるんだ。
たとえ理不尽な死が訪れても、どれほど間違いを犯しても
それなら希望は死なない。」

歩が死んでもきっと希望は死なない。ブレードチルドレン達がきっと死なせない。
カノン・ヒルベルトの悲しみを歩がつなげたように、
歩の努力はブレードチルドレン達が、きっと明日へつなげてくれる。
鳴海歩は神じゃなかった。
高みから人を見下ろしたり見守ったり手助けしたりはせず、
同じ視点で、同じ角度で手を取り合って、
時には支えたり支えてもらったり助け合ったりしながら
一緒に困難を乗り越えようとブレードチルドレンと歩んだ「人」だった。
そしてその人の温もりこそが希望を創造した。
ギリギリまで、歩が普通に幸せになれることを祈っていました。
それでも今は納得しています。
長く生きる事だけが幸せじゃない。
歩は歩らしく、欲しかったピアノも、自分の意味も、
そして清隆とは全く違う生き方も価値観も手に入れて
泣いたり笑ったり、抱き合ったりしながら懸命に生きた。
「結崎ひよの」はフェイクでも「彼女」は
鳴海歩の為だけにちっぽけな約束を守るために病室にきてくれた。
歩が亡くなった後もブレードチルドレンは
少なくともアイズ達は歩を忘れず、歩の意志をついで
「自分と歩」の為に頑張ってくれる。
「自分とブレードチルドレンと彼女」の為に頑張った歩のように。
そしていつかもし、歩の仮説がもしも現実になったなら
きっと彼女は「流石鳴海さんです」と微笑んでくれるんでしょう。
それはとっても幸せなことなんだと思うのです。

長い事楽しませてくれた城平先生、水野先生
本当にありがとうございました。
スパイラルアライブもとっても楽しみにしています(^^)。
歩好きの私には歩君がみえないのは少し寂しいですが
これからもずっと応援してます!!

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